ヘッドマッサージのやり方
ホームケアセラピー資格講座
セルフケアヘッドマッサージと眼精疲労
2020.10.26
皆様こんにちは!
「プロの技術をご家庭で」
「家庭で出来るプロの癒し」
が合言葉の日本ホームケアセラピー協会の片岡けいこです。
目が疲れる、視界がかすむ、ドライアイで眼薬がないと辛い・・・そんな症状はありませんか?
物を見る時は水晶体を厚くしたり薄くしたりしてピントを合わせています。
その時に使われる筋肉(毛様体筋)が疲れると眼が疲れたと感じ、ピント調整がうまくいかなくなると視界が霞みます。
パソコン、スマホ、タブレットの使用頻度が多くなったことで眼精疲労やドライアイの方が増えていますが、
それらのデジタル機器を使用していなくても、
私達は仕事している時や家事、育児など普段の生活で近くのものを見ることが多いですよね。
・・・ということは、私たちの生活は本能とは逆の行動をしているのです。
私達は自律神経の働きで、昼間は交感神経が優位になっていて、いわゆるやる気スイッチが入っている状態です。
交感神経が優位になっている時、本来は遠くにピントが合うように出来ています。
その逆で、副交感神経優位の時は近くにピントがあうように出来ています。
目の動きは遠くを見る時は水晶体が薄くなり、近くを見る時は厚くなります。
自律神経が乱れると近くを見る時に水晶体が薄くなろうとすることがあり、ピント調整に無駄な労力が生じます。
これが眼精疲労の原因になります。
また、肩コリ、首コリも眼精疲労の原因となります。
首の筋肉は頭蓋骨につながっているため、顔の筋肉とも関わりがあるのです!
目をたくさん使うことによって、首根っこ(後頭下筋群)の筋肉が酷使されて筋肉や神経を圧迫してしまうこともあります。
ぼんのくぼの両脇のふくらみを触って眼だけを左右に動かしてみて下さい!
動いているのを感じましたか?
そうなんです!
眼球を動かすだけで首根っこが凝るので、
目を酷使している人は首や肩まで凝ってしまうんです☆
筋肉が硬くなっている時はホットタオルなどで首根っこの部分を温めてみてください。
そして、その後に首や目の周りのツボをほぐしてあげるとスッキリしますよ!
目の周りのツボが眼精疲労に効くのは想像できると思いますが、
コメカミの少し下にある太陽のツボや、首根っこにある天柱、風池というツボも目の疲れに効果があります。
ちなみに、ドライアイの方はマッサージを受けると涙が出ることがあります。
自律神経が乱れていることが原因でドライアイになっている方は、
自律神経が整うと脳が涙が足りないと判断して出てくるそうです。
目から入る刺激は全体の80%以上を占めているので、知らず知らずの間に目を酷使しているかもしれませんね!
目が疲れたなーと思った時は、目を閉じたり、遠くを見るなどしてみてください。
それだけでも目が休まりますよ。